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歯科処置をされる方へ

まずは診療を受けましょう

お口の中を診察し、歯肉の状態や歯垢・歯石の付着度合いなどをチェックします。

歯科処置が必要と判断されたら…↓

術前検査を行います

ワンちゃん、ネコちゃんの歯科処置を行うには全身麻酔が必要です。
全身麻酔下での処置が可能かどうか、一般的な検査(血液検査やX線検査等)を行い、基礎疾患の有無とその程度を確認します。

検査で異常がなければ…↓

手術の予約をしましょう

歯科処置の手術は原則として予約制になります。
術前検査で基礎疾患が認められた場合、状況によっては歯科処置の実施が不可能となることがあります。
その基礎疾患が治療によって改善あるいは軽減され、全身麻酔下での処置が可能となれば、歯科処置を実施することができます。

手術前日の注意事項

手術前日は夜9時までに晩御飯を与えて、当日は朝食とお水を抜き、朝9時半までに来院してください。

手術を行います

鎮静薬・麻酔薬により不安や痛みを取り除き、安全に歯科処置を実施していきます。

歯垢・歯石を除去します(スケーリング)
スケーリングとは、歯の表面から歯垢・歯石などの付着物を除去することです。
目に見える歯の表面だけでなく、目に見えない歯周ポケット内の歯垢・歯石も除去していきます。
超音波スケーラーを用いて歯垢・歯石を除去している。
お口のチェックをします
歯肉の炎症程度
歯垢・歯石の付着程度
歯数の異常
不正咬合の有無
歯の動揺度

…などを診査し、チャートに記入していきます。
必要に応じて歯科用レントゲンを撮影します
歯周病が進行すると、歯を支える骨がとけてきてしまいます。
レントゲンを撮って外からは見えないところまでしっかり検査します。
ルートプレーニングを行います
ルートプレーニングとは、歯周ポケット内の歯垢・歯石を除去した後に歯垢・歯石を再付着させないように、歯肉に隠れている歯根の表面を滑らかにすることです。
歯の表面を磨きます(ポリッシング)
歯石を取った後は、歯垢・歯石の再付着を予防する為に、研磨剤をつけたポリッシングブラシやラバーカップで歯の表面を研磨します。
細かい粒子で歯をつるつるに磨きます。
お口の中を洗浄します
歯周ポケット内や口腔内にばい菌や研磨剤、歯石のかけらなどが残っていると、キズの治りが遅くなったり、不快感の原因になったりしますので、きれいに洗い流すことが大切です。


処置終了です
歯周病が重度の場合は…
歯周病が重度の場合は、残念ながら 抜歯などの口腔外科処置が必要となることがあります。
歯科処置後、おうちでしていただきたいこと
処置が終わったら、さっそくおうちでお口のケアをしてあげてください。歯ブラシやガーゼを使って、歯垢・歯石の再付着を予防しましょう。
歯を抜いたワンちゃん・ネコちゃんは処置後しばらくドライフードをさけてやわらかいお食事にしてください。また数日間歯みがきや、口でくわえて遊ぶおもちゃも控えてください。先生からの指示に従ってケアを始めてあげて下さい。

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歯の破折の治療

犬の上顎第4前臼歯が折れて歯髄
(神経)が見えていたらどうしますか?

歯の破折
犬は、硬い物を咬むことによって、上顎第4前臼歯の頬側の歯がはがれるように折れることが少なくありません。これを歯の平板破折といいます。そして、写真のように多くは歯髄(通称、神経と言われている箇所)が見えて赤くみえます。この状態を放置すると、ほとんどは、歯髄炎から歯髄壊死に至り、その後、根尖周囲病巣に進行します。
口腔内X線検査
口腔内X線検査を行って、歯肉の下まで深く、折れている線が入り込んでおらず、根尖周囲病巣(歯根の先端の炎症など)を引き起していなければ、歯を保存することが可能です。
歯の開拡
ダイヤモンドバーで歯根に通じる開拡を行います。
窩洞形成・髄室拡大
ファイルを根管に挿入して、歯髄を抜いて(抜髄という)根管を拡大・形成します。
根管拡大・形成
拡大・形成した根管の中を洗浄して乾燥させます。
充填剤の充填1
器具(レンツロフィラー)を使用して根管充填剤(水酸化カルシウム製剤)を根管の中に注入します。
充填剤の充填2
根管充填剤(ガッタパーチャ)を根管の中に挿入します。余分な充填剤を超音波スケーラーのチップの熱で切断します。
充填剤の充填3
器具(プラガー)を用いて充填剤を根尖方向に加圧しています。
裏装材の充填
歯科用セメント剤(グラスアイオノマーセメント)を注入します。
最終充填剤の充填
最後に歯と同じ色の最終充填剤(コンポジットレジン)を充填します。
光重合
可視光線(光重合)をあてることにより最終充填剤を硬化させます。
治療終了です
すべての処置が終わり、外見的に正常とほとんど変わらない歯になりました。
口腔内X線検査
口腔内X線検査で適切に充填されていることを確認します。

歯の磨き方

鎮静薬・麻酔薬により不安や痛みを取り除き、安全に歯科処置を実施していきます。

健康な体は健康な歯から!

毎日少しずつ遊びながらでもいいですから根気よく歯磨きをしてあげましょう

手順 行うこと
1 口と鼻の部分を軽くつかんで口を閉じて数を数え、静かに口を閉じていることを教えてください。
2 唇をめくり、切歯部(前歯)を調べます。
3 さらに唇の横の端を尾方に引っ張って臼歯部(奥歯)を調べます。その際に無理に口を開かないようにします。
4 10~30秒間口の周りを触らせたり、歯を見せることを嫌がらなくなれば指に水やぬるめの湯をつけたガーゼを巻き、軽く切歯部の表面だけを行います
5 慣れたら臼歯部の外側面を始めます。
6 ここまで出来るようになりましたら歯ブラシを開始します。切歯部から始め、嫌がったら指にガーゼを巻く方法に戻ってください。その際、ブラッシングは歯と歯肉の境界に45度の角度で円を描くように歯と歯肉をマッサージするように磨くとよいでしょう。
7 切歯部が無理なく行えるようになったら臼歯部のブラッシングを行います
8 さらに慣れたら口を少し開けて内側面をブラッシングします

どんな歯ブラシを使ったらいいの?

ワンちゃん、ネコちゃん用の歯ブラシを当院にご用意しておりますが、市販の人間の子ども用歯ブラシを使って磨いてあげても結構です。

歯磨き粉は必要ですか?

特に必要ありません。歯ブラシと水だけでもOKですが、ワンちゃん、ネコちゃんの好む味の歯磨きペーストを利用していただくとよいと思います。

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