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行動は知識欲に始まる

皆さまいかがお過ごしでしょうか? 動物看護師・関 依子です。

 

わりと読書好きな私、興味のある分野に限りますが、本は大好きです。

 

少し前の話になります。

読むと絶対に泣くのがわかっていたので、手を出さずにいた本があったのですが、たまたまテレビでその本の紹介をしていたのを観てしまい、これは読むべきだと即座に購入した1冊。本屋さんで購入したのですが、すぐにその本を持ってカフェでお茶をいただきながらパラパラめくって、とある1ページを読んでしまったのですが、涙が意図せずにぼたぼたぼた~と落ちてしまい、完全に不審者でした。その後、家で一気に読破、号泣でした。

読んで良かったです。この事実を知ることが出来て、心から祈りをささげたいほどの感銘を受けました。

「その犬の名を誰も知らない」〈嘉悦 洋(著) 北村 泰一(監修)〉

1958年、南極観測隊が度重なった不運の上、犬ぞり隊の犬たちを鎖につないだまま置き去りにしてしまい、その1年後タロとジロの兄弟犬が奇跡的に生還したことは、ご存知の方も多いと思います。ですがこの話、たった2行で解説できるほど簡単ではない事実があります。何故タロとジロだけが生き残れたのか、その真相もこの本で明らかになります。ネタバレになるので控えますが、ものすごいドラマがあったのです。たくさんの方に知ってほしい事実です。

そんな訳で、私の頭の中はしばし南極でいっぱいでした。簡単に旅行できる場所ではないですし、-45℃にもなるところに現実的にあまり行きたいと思えませんが、憧れがふくらみ南極の景色を夢に見るほどでした。ネット検索もたくさんしましたが、そこで国立極地研究所という機関が東京都立川市にあることを知り、さらに進めていくと、なんとそこには南極・北極科学館という博物館があるではないですか!これは行くしかない、と入館予約(事前予約しないと入れません)をし、その日を待ちに待って行ってきました。あいにくの雨天でしたが、私の心は南極の空のように快晴でした。

行くことが出来て本当にうれしかったです。とても良かったです。何が一番良かったか、それはここの売店にいる方は、元南極観測隊の隊員さんで、直接南極のお話が聞けるのです。事前にお聞きしたいことを考えて行ったのですが、予想もしないお答えとそれにまつわるお話に目を輝かせ、素晴らしい体験談に引き込まれてしまいました。他のお客さんもいらっしゃるのため私がその方を独占してしまうわけにはいかず、ある程度のところで引きましたが、時間が許されたら1日中でもお話を聞いていたかったです。

実際に南極に行かれた隊員さんのお話はとても貴重で、これからも私の記憶に深く刻まれるものとなりました。

私の知識欲が行動を起こし、結果とても良い体験へと向かったのは、初めてではありません。知りたい、見たい、は原動力になります。この知識欲を常に持ち、これからも素敵なことが起こるよう、希望を胸に過ごしていきたいと思います。


国立極地研究所と北極南極科学館(手前)

科学館には第一次南極観測隊で活躍した犬たちの銅像があります。

しばし佇み犬たちを想いました。

実際に使用されていた犬ぞりも展示してありました。

とても大きく、たくさんの荷物を乗せて犬たちが運んだのだと思うと胸が熱くなりました。

最近の我が家の猫たち。

幼少期に命を支えあった兄弟。タロ・ジロに負けないくらい兄弟の絆は強いかな?仲良くケンカばかりだけど(笑)