8月、フジタ動物病院はとても忙しくスタッフはみな活気にあふれ仕事に励んでおります。そんな時には、やはり“癒されたい”という気持ちが強くなり、水族館へ行ってきました。
選んだ水族館は「アクアワールド大洗」。実は飼育されているサメの種類が日本一多いと有名です。さすがに夏休み中、子供たちがサメの水槽にへばりついて、目を輝かせていました。そんな子供たちにまぎれながら、サメ鑑賞。向かいの水槽では、マンボウがとぼけた顔してのんびり泳いでいました。
イルカショーなんかも観ちゃったりして、水族館を満喫してしまいました。
そして、忘れてならない見どころがもう一つ！茨城県内の海岸で座礁した「セミクジラ」「マッコウクジラ」の骨格標本と「ウバザメ」の剥製。（ウバザメはジンベイザメに次ぐ超大型種。しかもここのは世界最大級の大きさ）骨格標本の迫力に感嘆し、何枚も写真を撮っていたら、警備のおじさまに不思議そうに見られてしまいました。ええ、わかってます。だから私は女子力が足りないのです。
座礁したクジラを、漁船やダイバーたちがなんとか沖に戻そうとする姿がVTRで流れていました。命を救おうと荒波の中、人々は必死になりますがクジラはその甲斐もなく力尽きてしまいます。命が消えてしまうのはとても悲しいですが、多くの人に見守られ亡くなったクジラの骨格から、たくさんの人に学ぶ機会を与え、たくさんの人の心にきざまれていくことを願いつつ、クジラの魂がどうか安らかであれと祈ります。
動物看護師 関 依子