安定したスキルを身に着けるために
当院では、入社後の1〜3年目で一般的な小動物臨床の知識や技術、病院内の業務に必要なスキルを習得できるように、各職種ごとにカリキュラムを設定しています。そして、少しずつ先輩の指導から離れて、1人でも主体的に業務を遂行できることを目指します。
小動物臨床の業務は多岐にわたります。中には、得意な業務もあれば、苦手な業務がもでてくることもあります。そのため、各スタッフごとに、それぞれの得意な分野をいかしたり、苦手を少しずつ克服できるようなサポートが重要だと考えています。
毎月、各職種ごとのミーティングを行い、個別の進行度を確認し、習熟度に応じてカリキュラムを柔軟に変更していきます。
獣医師 1年目2年目3年目の働き方
■1年目
4月〜6月
- 先輩獣医師やAHTから動物の保定や採血、血管確保などの手技を学ぶ
- 検査全般(各血液検査、尿検査、便検査、その他の検査)の手技を学ぶ
- 先輩獣医師の麻酔サポートをしつつ、麻酔管理の技術を学ぶ
- 薬剤や手術室備品の在庫管理を通して、病院内備品の種類や所在を学ぶ
7月〜11月
- 先輩獣医師の診療の補助や模擬診療を通して、診察の進め方や知識を習得
- 8月あたりの一般診療の開始を目指す
- 先輩獣医師の入院管理のサポートをしつつ、入院管理を学ぶ
- 先輩獣医師が執刀する外科手術の助手や去勢手術の執刀を開始する
12月〜3月
- 先輩獣医師の指導の下、避妊手術の執刀を開始する
- 超音波検査装置やCT検査装置の操作方法を習得
- 習熟度を判断しつつ、一般診療の範囲を広げていく
■2年目
- 先輩獣医師と密に相談しながら、さまざまな外来症例の診療を行う。超音波検査なども先輩獣医師の確認を得つつ、自らが主体となって検査にあたる。
- 入院動物の病状説明やカウンセリングを主体となって行い、ご家族とのコミュニケーション能力を培う
■3年目
- ほとんどの外来症例に対しては対応可能となれるように目指す(高度な技術や知識が必要な症例では先輩獣医師の指導や助力を受けることも可能)
- 先輩獣医師とディスカッションしながら入院管理を行う
- 外科手術に関しては、習熟度や意欲を元にできる手術を増やしていくことを目標にする
動物看護師の働き方
■1年目
4月〜6月
- 院内清掃や臨床検査の種類ややり方を中心に学ぶ
- 先輩AHTから動物の保定や動物のお手入れの手技を学び、実践する
- 受付対応や電話対応などのポイントやマナーを学ぶ
- 預かり動物の投薬や食事の用意などの注意点を学ぶ
7月〜11月
- ホテル預かり動物の管理を担当できるように実践を行う
- 受付業務の助手を行えるようにいていく
- 各種薬剤の種類や特性について知識を身に付ける
- 心肺蘇生などの救急対応の補助に入れるように知識、技術を習得
12月〜3月
- さまざまな疾患についての知識を高める
- うさぎなどの犬猫以外の動物に関する知識を習得する
- 先輩AHTの補佐をしつつ、入院動物の管理に関する知識を学び、単独で担当につけることを目指す
■2年目以降
- 1年目で学んだことを基礎に、状況に合わせた判断や対応ができること目指す
- 個人の習熟度に合わせて、先輩の補助がなくてもできることは独立して行えるようにしていく
受付スタッフの働き方
■1年目
4月〜6月
- 院内清掃やカルテの収納を行い、カルテナンバーリングの仕組みを理解する
- 患者対応や外部業者対応を通じて、コミュニケーション能力を養う
- 各種記録簿の記入を学ぶ
7月〜11月
- 先輩スタッフの指導を受けつつ、電話対応のマナーを身に付ける
- 電子カルテへの領収入力の仕組みを学び、実際に領収業務を行うようにしていく
12月〜3月
- 受付以外の他の職種の業務を見学し、チームとしての動物病院の業務の遂行を理解する
■2年目以降
- 1年目で学んだことを基礎に、状況に合わせた判断や対応ができること目指す
- 個人の習熟度に合わせて、先輩の補助がなくてもできることは独立して行えるようにしていく
トリマーの働き方
4月〜6月
- 先輩トリマーのチェックを受けつつ、お手入れやシャンプー、ブローを行う
- 先輩トリマーのサポートをしつつ、犬の部分的なカットを学ぶ
- 動物を預かる際の、コミュニケーション能力やオーダーの取り方などを学ぶ
- 1人で小型犬のシャンプーセットができるようになる
7月〜11月
- 動物の預かりを1人でできるようにしていく
- 中型~大型犬のシャンプーセットができるようにしていく
- 先輩トリマーとともにプードルなどのカット犬にチャレンジしていく
12月〜3月
- 先輩トリマーのチャックをうけつつ、カット犬を1人で仕上げできるようにしていく
- 1年目の最後にはチェックせずにカット犬の仕上げをできることを目指します
- メディカルトリマーとして必要な獣医学的な知識の習得も行う
福利厚生・ワークライフバランス
- 各種社会保険完備
- 昇給年1回
- 賞与年2回
- 交通費あるいは住宅補助手手当のいずれ
- 資格手当
- 扶養手当
- 繁忙期特別手当
- 夜間手当(獣医師のみ)
- 退職金制度あり
- 産休育休制度
- インフルエンザ予防接種費用負担
- セミナー参加費用補助(獣医師:3万円/年間、その他職種:2万円/年間)
休日・休暇
- 年間休日108日
- 週休2日(シフト制)
- 年次有給休暇(初年度10日/年、以後最大20日)
- 各慶弔休暇
- リフレッシュ休暇(長期勤務者)
- 誕生日休暇(年1回)
- 家族休暇(年2日)
- 長期休暇制度あり