こんにちは。
動物看護師 関 依子です。
今年の夏、みなさまはどのようにお過ごしでしたか？
私は、新たに猫を2匹迎えました。
実は昨年8月、16歳の愛猫が急逝してしまい、悲しみを抱えていました。いつも猫砂を購入していたスーパーの 猫グッズ売り場も通れない程、心が痛んで・・・（＞_＜）
今年 桜が散る頃、やっと猫グッズ売り場を通れるようになり、まわりからも「猫 飼ったら？」と言われるようになりました。また猫と一緒に暮らしたいと思う反面、かわいい子猫をみても、引き取ろうとは決心できませんでした。
どうしてもまだ胸の奥がちいさく痛むのです。
そんなある日、色々な事情があり保護された子猫の話が私に届きました。”子猫 ねぇ・・・”あまり気の進まないなかで、 私は子猫に会いました。小さな猫の兄弟。ウィルス性の鼻気管炎で目は開かず、顔は鼻水と目ヤニでぐちゃぐちゃ。
痩せた身体をかばうように寄り添っていました。動物看護師として、”何かしてあげたい”と思うのは当然のことですが、 それとは別に不思議と胸にコトンと何かが落ちた感じがしました。
「この子たちだ！」
その瞬間から、”この子猫の兄弟を絶対に死なせてはならない”と動き始めました。治療が開始されましたが、 保護された時の状態が悪く、無事に育つかどうか。育ったとしても後遺症は残るだろうと思われました。ですが、 当院の獣医師はみんな優秀なので、みるみる回復。子猫たちも生命力を発揮し、つらい治療にも耐えてくれました。
そして我が家へ！
2匹とも元気いっぱい！飛んで走って破壊して（＾＾； でも可愛いから許します♡♡♡
まわりまわって来たご縁。ただの偶然ではなく、お互いが引き寄せたのか、意味のある出会いのように感じます。
”運命の出会い”と良く言いますが、それは人と動物でも同じだと思え、むしろ奇跡のような出会いは人と動物のほうが
多いのかもしれません。
我が家で嬉しそうに甘えてくれる子猫たち。動物と暮らすことがこんなにも幸せなのだと、再確認しました。
この2匹が”幸せ”と感じてくれるよう、愛情を持って育んでいこうと思います。
★保護されて2日目
★5日目。目が痛々しい。
目薬しみるけどがんばりました。
★7月下旬頃
子猫らしいかわいさが出ました。
この数日後に引き取りました。
★引き取って１ヵ月後、健康チェックに連れてきました。
２匹とも涙目と鼻炎の後遺症は残りましたが、元気です。
写真撮影には非協力的（＾＾； 担当医の馬場先生が苦戦。
★余談ですが、猫のベンツマーク。
ご存知でしたか？(≧▽≦)
