８月１７日は「黒猫感謝の日」でしたが、黒猫の飼い主様たちはどのようにお過ごしでしたか？私は、我が家の黒猫に最大限の感謝を込めて、いつもとは違う美味しいドライフードをプレゼントしました。我が家の猫は、お腹が弱く市販のものでは軟便になってしまうため、いつもは療法食を食べています。なので、「黒猫感謝の日」や２月の「猫の日」だけは美味しいフードでお祝いです。（それも体調を見ながら）
「黒猫感謝の日」は、黒猫の里親探しを推進するために生まれたアメリカ発祥の日です。（８月１７日になったのは、黒猫を愛した方の命日だから）
「黒猫は魔女の手先」 「黒猫が目の前を通ると不吉なことが起こる」といった迷信などから黒猫は悪運の象徴とされ、それが今でも尾を引いてしまい、里親探しでは嫌厭されてしまうことも多いそうです。また近年、他国では「黒猫はインスタ映えしない」との理由で捨てられてしまうことも問題視されました。それらを払拭しようと黒猫の飼い主が立ち上がったのです。
「黒猫感謝の日」はSNS上で広まり、黒猫への良い効果をもたらすことに繋がっていきました。黒猫の魅力が世界中に広まり、黒猫の譲渡活動も活発になったそうです。
我が家の黒猫もそうですが、来院する黒猫さん達は賢い子が多いように思います。
大正生まれの私の祖母が生前言っていました。「金目(きんめ)でかぎしっぽの黒猫は幸運をしっぽに引っ掛けてやって来る」と。特に金運をもたらすようで、商売をしている家では黒猫を欲しがったそうです。我が家の黒猫は、金目ではないし、かぎしっぽでもないですが、私はたくさんの幸せをもらっています。そばにいてくれるだけで感謝です。
猫だけでなく、わんちゃんや伴侶動物たちに、家族として共に過ごせる日常を感謝し、その動物たちが幸せと思える日々を心から願う人たちが、世にあふれますように。
関 依子
